TVゲームは悪いもの?

僕は5歳くらいからスーパーマリオブラザーズに魅了されてからずっとTVゲームをしていました。
それは高校2年生まで続いて特にロールプレイングゲーム(RPG)、ドラクエ6が好きでした。
でもゲーム漬けになった中学校2年生の夏休みの終わり頃、主人公がLv99になった時気づきました。
「40日間やり続けて全クリしたのに残ったのはセーブデータと、夏休みの宿題だけだ・・・・」
その瞬間あれだけ好きだったTVゲームが急に色あせました。
それからというもの、ゲーム=悪なんだと思いました。
今まで費やした時間が全てムダに思えて、友達は学業を頑張って良い学校を目指しているのに自分はというと学校の成績はひどいありさまでした。
学校の成績もダメ、運動もダメ、性格も面白くない、見た目も悪い、劣等感の塊でした。
他人の価値観で生きていた
今振り返ってみると、僕は他人の顔を見すぎだった。内気な性格だったのは承認欲求の高さの裏返しだったのかもしれません。
しかし去年読んだ本が自分を大きく変えました。それはアドラー心理学との出会です。
ドラマにもなったので知っている人も多いと思います。
一番衝撃的だったことは「承認欲求が諸悪の根源」という考え方でした。あらゆるストレスや心の病気は承認欲求から来ているそうです。
当時自分なりに仕事をがんばっていましたが、がんばればがんばる程同僚の怠惰を招き、残業が増え、誰からも認められませんでした。
だがこの本を読んで、自分がやりたいこと以外は出来る限りしないようにした所、ストレスが半減し、他人をあまり気にしなくなりました。
他人の言いなりになると自分の人生を歩めなくなってしまいます。
他人の人生を歩んでる人は全てを他人の性にして人生を終えてしまいます。
だからこそ、自分が納得できる人生を歩む必要があります。自分の価値観を信じなければならないのです。
資本主義社会で生活する以上お金を稼がなければ生きていけません。物質的な豊かさは幸福と繋がらないという研究結果もあり、生計を立てる方法もインターネットの発展とともに確実に増えています。
ゲーム業界も日本だけで2兆9800憶円の経済市場があり、プロゲーマーやYoutube、ニコニコ動画で実況をしてお金を稼いでいる人もいます。
仮想通貨の発展によって、ゲーマーを応援するファンが寄付をしやすくなるでしょう。
誰にでもできるわけではありませんが、お金の稼ぎ方は確実に増えています。
好きなことからお金を稼ぐ
クロネさんの記事を見てとても勉強になったのでみなさんにもぜひ見て欲しい
僕が昔の自分に戻って、アドバイスするとしたら「TVゲームは自分だけで楽しんじゃだめだよ」と言いたいです。クロネさんの言うように資本主義社会では自分だけで楽しむゲームはただの消費です。
だからといって辞めてしまった時、それは自分の価値観に嘘をついていることになります。没頭できるものがあるということはそれだけで武器であり、世間の評判など気にしてはいけません。
World of Warcraftのようなゲームはプレーヤーに世界を救う手段を与え、ヒーローの行動様式を身につけるよう動機づけます。もしこのゲーマーの力を、現実の世界の問題を解決するために使えたとしたらどうでしょう? ジェイン・マクゴニガルはそれは可能だと言い、その方法を説明しています。
まとめ
本題である「TVゲームに価値はあるのか」という問いに対して、僕は、はっきりと価値があると言いたいです。
TVゲームが僕にくれた恩恵は計り知れません。スムーズにパソコンやスマートフォンを好きになれたのはTVゲームのおかげだし、TVゲームを共通の話題にしてアメリカ人の友人ができたことはとても嬉しかったです。
TVゲームやアニメのおかげで海外の若者が日本人を好きになってくれています。
今思い返してもドラクエにはまっていた時の自分は幸せでした。「明日は絶対はがねのつるぎとるぞー」と楽しみに生きていました。
久しぶりにドラクエやってみようかな。